書 色 紙 集
(一)夕焼離念 |
(二)沢木老師 |
(三)古佛 |
(四)安泰寺 |
(五)禅語 |
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(六)ふるさと |
(七)小諸・懐古園 |
(八)先人の歌 |
色紙を書くことについて
香霞千里 二十枚書きましたから
前小路に一部、下町の川村さんに一部、大森八弥さんに一部あげて下さい。
お向かいの秋山さんと金沢のいよさんに一部づつお送りいたしました 御年賀状いただいたので。
借家の人たちにも、それから幸さんに御縁のある方々にあげても宜しいとおもいます。
外にたくさんほしい人たちありましたら、いくらでも書いてお送りいたします。
自分を中心に千里四方めでたいかすみがたちこめているとおもう
このおもい一番めでたいと存じます
心めでたくしておけば、環境もおのづとめでたくなるものですから
子孫のために親たるものは心めでたくしておかなければならない
――こんなことを思いつつ書きました。
正月十日 懐古園ささやぶののもとのひだまりにて 横山祖道
*生家の兄嫁 幸さんへの手紙から