音のアルバム@ 「安泰寺歌曲集」から
山ほとゝぎす 作歌・作曲 横山祖道
昭和29年7月1日 玄琢丘のみ寺にて詞曲
玄琢のみ堂の軒を啼きゆきし都の北の山郭公
ほとゝぎすみ寺の軒端をなきゆきし真昼坐禅をくみてゐたりし
坐禅くみ呼吸に注意なしゝとき呼吸を宇宙のものとしりにき
み寺なるみ堂の縁に立つわれにみ寺の栗の木栗の花さき
掛物のせきれいの鳥は飛びさらずみ寺のおのが部屋にゐるかな
山吹の花さきをりて山吹を折るとき聞きし筒鳥の声
鉢の子にもらひし米を生のまゝ一口かみし生米の味
桜咲く嵯峨の里にてわが見つる走り咲なるからたちの花
●演奏 (うた=小宮路敏 ピアノ=長嶋亭)
(01:40)
●楽譜