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佐久の草笛 千曲川旅情の歌あれこれ(一) 小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ ……………………………… …………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………… 雲水乃 草笛かなし 千曲川 旅人作 昭和四十六年晩春 小諸なる諸の里にて ――――――――――――――――――――――――――――――――――― *「千曲川旅情の歌は藤村詩ですが、この詩そっくりそのまま、私の詩でも あり、君の詩でもあり、万人の詩でもあり、私は私なりにこの詩を見、君 は君なりに見、万人は万人なりに見ても宜しいものとする。したがって藤 村の千曲川旅情の歌と私の千曲川旅情の歌と詩は同一であっても内容解釈 の仕方にはへだたりが生じてくる。私はそのへだたりを面白く思い、楽し く思う」 冒頭にこのように断りしたうえで、島崎藤村が聴いた草笛について、木の 葉の種類、誰がいつ、どんな曲を吹いていたのか、草笛の音色に人は何を 感じるのかなど、草笛を四摂法の一つとした祖道師の草笛論。 *活字にしたものは『草笛禅師』(こちら)P72にあります。 *祖道師が小諸・懐古園で草笛を吹くきっかけとなったエピソードが、肉声 で語られています(文化放送・録音風物詩、昭和39年)。こちらをどうぞ *軸の末尾にある楽譜は『碑のほとりの歌』(未公開)の冒頭に収められてい る師の作歌・作曲の歌です。 千曲川旅情のうたの草笛は 佐久の男の子のふきし柴笛 *メロディは下のプレーヤーでお聴き下さい。 左端の▲がスタートボタンです |