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にごり酒 千曲川旅情の歌あれこれ(二) 千曲川いざよう波の岸近き宿にのぼりつ にごり酒にごれるのみて 草枕しばしなぐさむ この宿もまた どこでも 千曲川流域なら自分の家であっても皆 千曲 川いざよう波の岸近き宿である。………………………………………… …………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………… …………………………………………………………………………………… 東京女子大のひと春休み小諸に遊び日向にて ちよこ(チョコレート)ほほばりて草枕しばし慰む 昭和四十六年晩春 小諸なる諸の里にて ――――――――――――――――――――――――――――――――――― *祖道師は「佐久の草笛」の文中で、「千曲川旅情の歌“小諸なる古城のほ とり”でまず大切なものは“草笛”と“にごり酒”である」と言っていま す。これはその“にごり酒”をめぐって少欲知足の真髄がユーモアを交え て説かれています。 *活字の文は『草笛禅師』(こちら)P76にありますのでご覧ください。 |