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掬水月在手弄花香満衣
沙門祖道書
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*水を掬(きく)すれば月手に在り
花を弄すれば香衣に満つ
*唐の詩人干良史(うりょうし)の『春山夜月』
の詩
*両手で水を掬えば、そこに月があり、花と遊
べは衣に香りが移る。
*修証一如のこと=人のものを盗めばすぐ泥棒
になる。坐禅をすればすぐ仏になる。修行は
悟りのための手段ではなく、修行と悟りは不
可分一体のもの。
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