Art Gallery Masahiro Saitoの世界
大川地区各地の猛禽類―分浜・高源院の齋藤政裕和尚さんの撮影です
雄勝・分浜の高源院の齋藤政裕和尚さん(震災後は大崎市松山の眞源寺ご住職)から北上川河口付近の猛禽類のお写真、第2弾が届きました。松原横手海岸周辺の風景は齋藤和尚さんの原風景とのことですが、それは母上の生家が松原の“東光園”だったからでしょう。
この松原横手海岸周辺は、日本でも有数の猛禽類の生息地であり、齋藤和尚さんはその雄渾な姿に魅せられて驚異の一瞬を撮り続けています。鋭い眼光、筋肉の躍動、翼や羽毛の手触りだけでなく、鳥たちの気持ちまでが伝わってくるようです。ぜひ下の写真をクリックし、大きくしてご覧ください。(2016.12.17)
![]() 夕日の中のコミミズク 甚平水門 |
![]() ハヤブサ(幼鳥)の飛翔 |
![]() ミサゴ 獲物を狙う |
![]() 愛情いっぱい イヌワシ親子 |
![]() 葦原の枯れ木にパーチ(止まること)するケアシノスリ |
![]() 松原横手の葦原を飛ぶチュウヒ |
![]() 甚平水門付近を飛ぶハイイロチュウヒ(雄) |
![]() 富士沼近くのオオワシ |
![]() 富士沼近くを飛ぶイヌワシ |
![]() 富士沼上空のオジロワシ |
「大川各地の猛禽類」(1)に添えられた齋藤さんのお手紙から
「……長面横手海岸近辺で撮りためていた写真の一部を同封します。
松原近辺は私にとっての原風景であり、一生かけて写真に残して行こうと思っていた、いわばライフワークのように思っていた場所でした。松の木一本残っていない現状は、考えられないほどのダメージです。
何年、何十年先には、又あの風景の一片でも戻ってくるのでしょうか。時々行ってみて、そんな様子も写真に残して行こうと思っています……」
![]() チョウゲンボウ |
![]() 甚平閘門付近でウグイを捕えるミサゴ |
![]() 夕暮れのフクロウ |
![]() 富士沼上空のイヌワシ |
![]() 夕陽のなかのコミミズク |
![]() アオバズク |
![]() クロツグミ |
左はクロツグミ。 猛禽類ではありませんが、いろいろな鳥の 物まねなどをして、もっとも魅力的なさえ ずりを聴かせる小鳥。 |
●実は、齋藤和尚さんは日本でも有数の猛禽類の写真家で、東光園・夢郷さん(こちら) (こちら)のお孫さんに当たります。
●野鳥に興味を持つようになったきっかけは、管理人の同級生で夢郷さんの三男・昌平君(故人)から、彼愛用の野鳥観察用の双眼鏡をもらったことだったそうです。昌平君兄弟はヒバリの雛を餌付けしたり巣箱を屋敷中に掛けたり、野鳥が大好きでした。そしてすぐそばのヨコテの砂浜は、ミサゴがいつも舞っているようなところでした。 (2014/10/27)